多摩ニュータウン植物記Part8

元サラリーマンの植物ウォッチング第8弾

2026-01-01から1年間の記事一覧

ヤブサンザシ・2~雄花

小山内裏公園の林縁で咲き始めた「ヤブサンザシ(藪山査子)」の雄花。スグリ科スグリ属の落葉低木で雌雄異株。3~4月に直径6~8ミリの淡黄緑色の花を咲かせる。雌株は長池公園自然館前に植栽されており雌花と果実が観察できるが雄株は見られない。そもそも…

ミヤマエンレイソウ

奥高尾の林内で開花した「ミヤマエンレイソウ(深山延齢草)」。シュロソウ科エンレイソウ属の多年草で北海道~九州の山地に分布する多年草。「シロバナエンレイソウ(白花延齢草)」とも呼ばれている。4~5月に3枚の大きな葉の中心から短い花茎を出し白い花…

エンレイソウ

奥高尾“日影沢”沿いの林内で開花した「エンレイソウ(延齢草)」。シュロソウ科エンレイソウ属の多年草で北海道~九州の山地のやや湿った場所に分布している。花径は3~4センチで花被片は3枚あり雄蕊は6本ある。エンレイソウの属名は“Trillium”で“3”を意味す…

カツラ・4~雌花序

上柚木陸上競技場付近で見られる「カツラ(桂)」。カツラ科カツラ属の落葉高木で雌雄異株。早春に葉が展開する前に花弁も萼片も無い蕊だけの花を咲かせる。写真は雌花で苞の中から長さ7~8ミリの赤い雌蕊の柱頭が数本伸びている。

オトメスミレ

下柚木の道端に咲いている「オトメスミレ(乙女菫)」。スミレ科スミレ属の多年草でタチツボスミレの白花種になる。同じ白花種のシロバナタチツボスミレは距まで白いが本種は距が淡紫色になるので区別できる。牧野富太郎博士が箱根の乙女峠で発見して命名し…

ウリカエデ・2~開花

ムクロジ科カエデ属の「ウリカエデ(瓜楓)」。福島県~九州の山地に分布する落葉小高木で若木の樹皮が瓜のように緑色になることから名付けられている。3~4月に葉が展開する前に総状花序を垂らし直径7~8ミリの淡黄色の花を数個付ける。写真は雌花で2裂した…

ナガバノスミレサイシン

高尾山“3号路”に咲いていた「ナガバノスミレサイシン(長葉菫細辛)」。スミレ科スミレ属の多年草で日本固有種。スミレサイシンが北海道~中国地方の日本海側に分布しているのに対して本種は関東地方以西の太平洋側に分布している。花径は2~2.5センチで基本…

ヒナスミレ

高尾山“3号路”で見られる「ヒナスミレ(雛菫)」。スミレ科スミレ属の多年草で北海道~九州の太平洋側の山地に分布している。3~4月に直径1.5~2センチの淡紅紫色の花を咲かせる。側弁には疎らな毛が有る。ヒナスミレは牧野富太郎博士の命名で、山渓ハンディ…

タチヤナギ・3~雄蕊

ヤナギ科ヤナギ属の「タチヤナギ(立柳)」。日本全土の湿地や河川敷に分布する落葉小高木で雌雄異株。写真は雄花序を拡大したものだが、ひとつの花に雄蕊が3本ある。他のヤナギ類の雄蕊は2本のものが多く見分けるポイントのひとつになる。基部には黄緑色の…

クマシデ・2~雄花序

別所やまざくら公園付近の道路脇に植栽されている「クマシデ(熊四手・熊幣)」。カバノキ科クマシデ属の落葉高木で本州~九州の陽当たりの良い山地に自生している。開花期は3~4月で写真は前年枝から垂れ下がった雄花序。長さ3~5センチで重なり合った苞の下…

ヤマルリソウ

蓮生寺公園の林内で開花した「ヤマルリソウ(山瑠璃草)」。ムラサキ科ルリソウ属の多年草で日本固有種。福島県以南の山地の半日陰に分布している。茎は斜上し早春に直径1センチほどの瑠璃色の花を総状に咲かせる。花の咲き初めは少しピンク色掛かり次第に淡…

タチヤナギ・2~雌花序

南浅川の河川敷で多く見られる「タチヤナギ(立柳)」。ヤナギ科ヤナギ属の落葉小高木で雌雄異株。日本全土の河川や湖沼などの水辺に分布しており群落を作ることがある。株立ちになり3~4月に葉の展開と同時に開花する。写真は雌花序で長さは3~4センチ。果…

コスミレサクラ

長池公園“姿池”付近の「コスミレサクラ(小菫桜)」。コスミレの矮性系統の品種で園芸種として流通している。コスミレよりも淡い紫色になるので“桜”の名前を付けられたが、サクラスミレの名前は既に使われており、サクラコスミレとするとサクラスミレとコス…

カタクリ

ユリ科カタクリ属の「カタクリ(片栗)」。日本原産で日本全土の山野に広く分布している多年草で、早春に15~20センチの花茎を立ち上げ茎頂に直径4~5センチの花を下向きに咲かせる。6枚の花被片は気温が低いと拡がらないが日が当たると後方に跳ね上げる。花…

カワラノギク・5~芽生え

キク科シオン属の「カワラノギク(河原野菊)」。関東地方の相模川や鬼怒川など一部水系の砂礫地に分布している一稔性二年草で環境省レッドデータでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている。9~11月に直径4~5センチの花を咲かせ果実を稔らせて一生を終えるが…

サワシバ・2~雄花序

蓮生寺公園付近の林縁で見られる「サワシバ(沢柴)」。カバノキ科クマシデ属の落葉高木で北海道~九州の山地の沢沿いなどに分布する落葉高木。開花期は3~4月で写真は雄花序。長さ4~5センチで苞が多数付きその中に花弁の無い雄蕊がある。

シデコブシ

下柚木の林縁で見掛けた「シデコブシ(四手辛夷)」。モクレン科モクレン属の落葉小高木で「ヒメコブシ(姫辛夷)」とも呼ばれる。早春に葉が展開する前にピンクを帯びた白色の大きな花を樹いっぱいに咲かせる。コブシに比べて花被片が細長く枚数が多い。日…

タチヤナギ・1~雄花序

冨士森高校付近の南浅川河川敷に生えている「タチヤナギ(立柳)」。ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木で北海道~九州の湿地や河川敷に分布している。名前からは高木をイメージしてしまうが一本立ちではなく株立ちになりこんもりとした樹形になる。写真は雄花序で…

シダレザクラ・3~大光寺

京王線高尾駅ホームから見下ろした正名山大光寺の「シダレザクラ(枝垂れ桜)」。樹齢は400年と推定されており寺の御霊木となっている。大光寺は高尾山薬王院の第九世源恵上人によって1615年(元和元年)創建された。弘法大師霊場“多摩四国八十八ヶ所霊場第…

アズマイチゲ

キンポウゲ科イチリンソウ属の「アズマイチゲ(東一華)」。関東地方で多く見られることで“東”の名が付けられたが北海道~九州の山地や山麓の陽当たりの良い場所に分布している。早春に直径3~4センチの花を茎頂に一輪咲かせる。キクザキイチゲに似ているが…

ワダソウ

拙庭で咲き始めた「ワダソウ(和田草)」。ナデシコ科ワチガイソウ属の多年草で本州以南の低山に分布している。その名は中山道の難所の和田峠に因んでいる。3~4月に葉腋から花茎を伸ばし直径1センチほどの5弁花を咲かせる。10年以上前に南大沢3丁目の開発予…

コゴメヤナギ

浅川の河川敷に生えている「コゴメヤナギ(小米柳)」。ヤナギ科ヤナギ属の落葉高木で雌雄異株。福島県以南~近畿地方の陽当たりの良い湿地や河川に分布している。樹高は20メートル以上で1本立ちになる。写真は雄株で長さ5~6センチの円柱状の尾状花序が多数…

ソメイヨシノ

3月21日の開花した拙庭の「ソメイヨシノ(染井吉野)」。そろそろ満開が近くなってきた。昨年の開花は3月28日、一昨年は4月3日、3年前は3月18日で靖国神社の標本木よりは少し遅れる。ソメイヨシノはバラ科サクラ属の落葉高木で江戸時代後期にオオシマザクラ…

マメザクラ

バラ科サクラ属の「マメザクラ(豆桜)」。関東~中部地方の山地や丘陵に分布する落葉小高木で、富士山や箱根周辺でも多く自生していることから「フジザクラ(富士桜)」や「ハコネザクラ(箱根桜)」とも呼ばれている。開花はソメイヨシノより早く小振りで…

野鳥・37~ウグイス

浅川公園“河川敷芝生広場”付近の枯れ木で囀っていた「ウグイス(鶯)」。日本全国に分布する漂鳥もしくは留鳥で秋冬には山地から平地に下り美しい鳴き声を聞かせてくれる。この横の土手道を自転車で走っていて鳴き声が聞こえたのでカメラを向けて姿を探した…

フキ・2~雌株

下柚木の“大学セミナーハウス”付近の法面で咲き始めた「フキ(蕗)」。キク科フキ属の多年草で雌雄異株。写真は雌株で頭状花は白い雌蕊の花柱だけから成る多数の雌花と雄株と同じ両性花が数個ある。花期には花は地上スレスレにあるが、結実すると茎が高く伸…

アオモジ・4~雄花序

クスノキ科ハマビワ属の「アオモジ(青文字)」。山口県や九州地方以南に分布する落葉小高木で樹高は3~5メートル。雌雄異株で早春に集散花序を出し中に5~6個の小花がある。花序全体を4~5枚の総苞片が覆っており小花には6枚の花被片がある。雄蕊は外側に6…

野鳥・36~ミソサザイ

奥高尾“蛇滝道”を歩いていると5メートル先の岩場に小鳥が舞い降り美しい声で鳴き始めた。残念ながらカメラにはマクロレンズで望遠レンズに付け変える時間が無い。とにかく数枚シャッターを切ったがすぐに飛び去ってしまった。写真はトリミングしているのでピ…

フサザクラ

小山内裏公園“戦車道路”の林縁に生えている「フサザクラ(房桜)」。フサザクラ科フサザクラ属の落葉高木で日本では1科1属1種の珍しい種。世界でも3種しか確認されていない。花には花弁や萼片が無く雄蕊と雌蕊からなる“無花花被(裸花)”で進化段階が低い原…

タンチョウソウ

ユキノシタ科タンチョウソウ属の「タンチョウソウ(丹頂草)」。中国東北部~朝鮮半島の湿った岩場などに自生する多年草で、花茎の頂部に白い小さな5弁花を咲かせる様子を丹頂鶴に見立てている。花後に展開する掌状の葉をヤツデに見立てて「イワヤツデ(岩八…